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マズローの欲求5段階説とは?1段階ずつ解説

心理学

近年、SNSの普及により「承認欲求」という言葉を耳にすることも多いのではないでしょうか。
この承認欲求も今回ご紹介する「マズローの欲求5段階説」と呼ばれる説の1つです。

本記事ではマズローの欲求5段階説を1段階ずつ解説します。

マズローの欲求5段階説とは?

「マズローの欲求5段階説」とは、心理学者アブラハム・マズローが「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである」と仮定し、人間の欲求を5段階に理論化したものです。人間には5段階の「欲求」があり、1つ下の欲求が満たされると次の欲求を満たそうとする基本的な心理的行動を表しています。

尚、マズローの欲求5段階説の最上級「自己実現」についてはマーケティング4.0時代においては重要なファクターとなりますのでマーケティング4.0時代について詳しく知りたい方は下記の記事をどうぞ。

マズローの欲求5段階説1段階ずつ解説

マズローの欲求5段階説

1.生理的欲求

生理的欲求はマズローの5段階欲求説の最下層にあたり、生きていくために必要な基本的・本能的欲求です。

食欲・睡眠欲・性欲などが当てはまり、これらが満たされなければ生きていくことは不可能となります。
一般的な動物は生理的欲求に留まることがほとんどですが、人間の場合は生理的欲求に留まることはほとんどありません。

2.安全の欲求

病気や不慮の事故に対する反応が安全の欲求に当たります。

大人になると反応を抑制することを覚え、自然と次の段階へ移行されます。

3.社会的欲求

家族や友人、会社などの社会から受け入れられたい欲求を指します。

集団に所属したいという欲求であることから「帰属欲求」「所属と愛の欲求」と呼ばれることもあります。
社会的欲求が満たされない状態が続くと、孤独感や社会的不安を感じ鬱状態になることもあります。

4.承認欲求

他者から尊敬されたい・認められたいと願うのが承認欲求を指します。

地位や名声を求める「出世欲」も承認欲求に当てはまると考えられています。
第3段階までの外的な欲求と違い、第4段階からは「自分の内面を満たしたい」内的欲求とされます。

5.自己実現欲求

自分の人生観・価値観などに基づいて「自分らしく生きていきたい」と願うのが自己実現欲求です。

自己実現欲求は、自分が満足できる自分になりたいという欲求のことで、第1段階から第4段階までの欲求を満たしたうえでないと実現できないと考えられています。

マズローの欲求5段階説を唱えたアブラハム・マズローは最初の4欲求を「欠乏欲求」、最後の1つを「成長欲求」とまとめており、自己実現を達成できた人は数少ないとされているようです。

マズローの欲求5段階説、6つ目の欲求が登場

「自己超越の欲求」は後年マズローが付け加えたもので、自分のエゴを超えたレベルでの理念の実現を目指すものです。

自己超越の欲求は、例えば「世界の貧困をなくす」などの自分の外側にあるものに対する貢献を指します。
具体的には慈善活動や寄付などは自己超越の欲求だといえるでしょう。

マズローは「自己超越」の領域に達することができるのは全人類の2%程度とし、第6段階の自己超越の実現を目指すのは稀なケースとされています。

マズローの欲求5段階説の3分類

マズローの欲求5段階説

マズローの欲求5段階説は性質の違いによって3つの分類があります。

性質的に分けられる3分類

  1. 物質的欲求・精神的欲求
  2. 外的欲求・内的欲求
  3. 欠乏欲求・成長欲求

1.物質的欲求・精神的欲求

「生理的欲求」と「安全の欲求」は人として生きるために必須の欲求であるため、物質的欲求です。

「社会的欲求」「承認欲求」「自己実現欲求」の3つは生命維持ではなく、心の満足度に関わる欲求なので精神的欲求に分類されます。

2.外的欲求・内的欲求

「生理的欲求」「安全の欲求」「社会的欲求」の3つは、自分の外側にある外部環境を満たしたい、満たされたいという欲求で外的欲求です。

「承認欲求」「自己実現欲求」に関しては自分の内面を満たしたいという欲求になるので、内的欲求に分類されます。

3.欠乏欲求・成長欲求

「生理的欲求」「安全の欲求」「社会的欲求」「承認欲求」は、自分に不足しているものを満たしたいという欲求なので、欠乏欲求です。

「自己実現欲求」については全ての欠乏が満たされた状態で自分を高めたいという欲求で「成長欲求」に分類されます。


以上、「マズローの欲求5段階説」の説明でした。

マーケティングや人材コンサルティングにも活用できるので、是非使ってみてください。